「株式会社グローバルオフェンスiina-いのべ」のマグネットケーブルが届きました。
経過報告の度に信用を失っていくという今時珍しいくらいに杜撰な対応を繰り返していた会社の商品ですが、届いてみると感慨深いです。
本日は、そんなマグネットケーブルのレビューを行っていきます。
これまでの対応が酷すぎたというのもありますが、商品レビューに関してはなるべくフラットな視点でお伝えしたいと思います。
これまでの経緯
「株式会社グローバルオフェンスiina-いのべ」のマグネットケーブルプロジェクトについて知らない人は、これまでの経緯を記事にまとめていきますので、興味がありましたら読んでみてください。
終わりのないのが『終わり』、それがiina-いのべ マグネットケーブル レクイエムなどと考えたりもしていましたが、とうとう届きました…!!
まずは商品の外観からチェックしていきましょう。
外観をチェック
うーん、やはり主張激しいロゴが糞ダサいですね。
通電するとLEDが結構眩しく点滅します。
「飛び出していてショートが気になる」という意見も挙がっている接点部分。
試しに金属などを接触させてみましたが、特には問題無さそうでした。
「写真と違う!」と騒がれている端子側パーツ。
端子部分がキツく一度端末に装着すると外すのが非常に困難になるため、ナイフなどを隙間に差し込んでぐりぐり動かさないと外れませんが、それだけで樹脂部分がすぐに削れてしまい、耐久性はかなり弱い印象。
外観のチェックはこのくらいにして、肝心の使い勝手をチェックしてみましょう。
使ってみた
キャップレス防水端末であるQua tab 01で使用してみました。
ケーブルを接続してみたところ、磁力が強くてホールド力はなかなかいい感じです。
…と一瞬見直したのですが、すぐに絶望に叩き落としてくれるのがiina-いのべです。
御覧ください。
充電されていない!!
指で押さえていれば何とか充電されるようですが、これでは実用には程遠いですね…
Qua tab 01との相性を疑い、防水ではない商品ということでモバイルルーターのMR04LNでも試してみましたが、そちらも同じような状態でした。
ケーブル側の個体差も考慮して、5セット購入したうちの2セットで試しましたが、どちらでも変わりませんでした。
データ転送モードと、2倍の速さで充電できるモードを切り替えられるという点もアピールポイントでしたが、0に何を掛けても0なので無意味なスイッチでしかありません。
これまでの酷い対応を抜きにしても、この商品を擁護することはできませんね。
「充電のできない充電ケーブル」なんて、控えめに言ってただのゴミです。
この数ヶ月間は何だったのか
4月下旬に「使用できない端末が多すぎる」「特にキャップレス防水端末は壊滅的」という不具合が見つかり、その後、改善やテストと言い訳をされながら2ヶ月以上待たされています。
「改良版を送るから待っていて」と言われて実際に届いた結果が、「端末の防水の有無に関係なく満足に使えない」「何も改善されていない」という予想を下回るお粗末な結果でした。
商品の到着に関しても、クラウドファンディングで出資した人よりもAmazonで購入した人の方が早く届くというグダグダっぷり。
出資者を馬鹿にしているとしか思えませんが、Amazonで悪評を広めないようにするためでしょうかね。
「悪いレビューを書いたら消された」というコメントも寄せられていましたが、今更何をしようと「株式会社グローバルオフェンス iina-いのべ」の信用の無さは払拭できないでしょう。
だいぶ前の発送遅延報告の時点で「お詫びをする」という話が出ておりましたが、それも「生産が追いつかなかった為、計画を実行できませんでした」だそうです。
一応、「新製品発表時にプレゼントをさせて頂こうと計画中です。」という回答はいただいていますが、ゴミが送られてくるか、このままトンズラのどちらかでしょうね。
充電時に便利な商品レビュー
iina-いのべのマグネットケーブルが残念な結果になってしまいましたので、他の商品を色々試してみました。
抜き挿し時に向きを気にせずに挿せる両面挿しケーブル
iina-いのべよりも安価でなおかつ品質の良いマグネットケーブル
最後に
クラウドファンディングってリスクがあるものだから
こんな考えでは日本でクラウドファンディングは流行らない
このような的外れなコメントをいただいたこともありますが、ただ単に「頑張って作ったけどダメだった!ゴメン!」という内容でしたら、おそらくですが私を含めこんなにも多くの人に叩かれることもなかったでしょう。
iina-いのべの件は「他社が作っていてウケが良さそうな商品を、うちで作ったように思わせて売りさばこう」という汚いものです。
クラウドファンディングサイト「Makuake」ではiina-いのべのマグネットケーブル以降も、他のクラウドファンディングサイトで企画された商品をそのまま代理販売のような形式で資金を募っているプロジェクトを多く見かけます。
これはもはやただの輸入代行業者にしか思えないのですがどうなのでしょうかね。
クラウドファンディングがただの代理販売業にならず、「魅力的で革新的な商品を少ない資金の人や会社でも作るきっかけ」となっていってもらいたいです。
そのためにも、応援したいプロジェクトには今後も積極的に出資をしていきます。
それではまた。