2018年に登場した防水対応版Kindle Paperwhiteについては、以下の記事に詳しくまとめてあります。
Kindle Paperwhite Newモデルレビュー|防水対応・軽量化したコスパ最強の電子書籍リーダー
Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」シリーズ。
4,980円から購入できる安いモデルから、4万円以上の高価なモデルまで、幅広いラインナップとなっています。
本日はそのKindleシリーズの中でも最も標準的と呼べるKindle Paperwhiteを、他のモデルと比較しながらご紹介します。
電子書籍に興味がある・どのKindleを買えば良いか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
Kindleシリーズについて
Kindleシリーズは大きく分けるとKindle、Paperwhite、Paperwhite マンガモデル、Voyage、Oasisの5つのグレードが存在します。
Paperwhiteは5つの中で下から2番目に当たるグレードのモデルですね。
5グレードのKindleですが、最も性能・機能面で差が大きいのがKindleとKindle Paperwhite間で、そこから上はぶっちゃけ「あると便利」程度の差に留まっています。
グレード間の差をわかりやすくするべく、主な違いを表で見てみましょう。
機種名 | Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite マンガモデル | Kindle Voyage | Kindle Oasis |
---|---|---|---|---|---|
解像度 | 167ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
内蔵ライト | なし | あり | あり | あり | あり |
ストレージ | 4GB | 4GB | 32GB | 4GB | 4GB |
ページ送りボタン | なし | なし | なし | あり | あり |
重量 | 161g | 205g | 205g | 180g | 131g |
価格 | 8,980円 | 14,280円 | 16,280円 | 23,980円 | 35,980円 |
重量に関しては全てWi-Fiモデルの数値を載せており、Wi-Fi+3Gモデルは多少重量が増します。
価格はWi-Fi・キャンペーン情報ありモデルで統一しています。
後述しますが、下位のモデルに関してはこの表の価格よりも更に安く購入することも可能です。
画面の解像度は最廉価のKindle以外は違いがなく、ディスプレイサイズに至っては最廉価のKindleまで含めて全モデルで共通です。
つまり表示に関しては1万円台のPaperwhiteから3倍以上の価格のOasisまで全く変わらず、「高級モデルは綺麗に表示される」なんてことは無いのです。
では「何が違うのか」ですが、大きく分けると3点の違いが存在します。
重量
Paperwhite以上のモデルは基本的に上位になるほど軽くなります。
特に最上位のOasisは、最廉価でチープなKindleよりも更に軽いという驚きの数値。
大容量のバッテリーをカバーに内蔵することにより、本体を薄く軽くしたというOasisの強みですね。
LEDライト
上位になるに連れ、内蔵されているLEDライトの点数が増え、明るさの均一性が向上します。
ただ、私はPaperwhiteの内蔵ライトで充分だと考えており、この点にはそれほど拘る必要は無いかと感じています。
それよりも重要なのは次の点です。
ページ送りボタン
Voyage・Oasisには本体にページ送りボタンが付いており、下位モデルのように画面をタップする必要がありません。
軽くなった本体とページ送りボタンが組み合わさることで、片手での読書も快適に行えます。
以上のような違いはあるものの、PaperwhiteとVoyage・Oasisの価格差は1〜2万円ほどと決して小さくはありません。
上位グレードの商品は、既にKindleを愛用しており更に快適な読書体験をしたいと考えている人向けと言えます。
追記:最上位のKindle Oasisがモデルチェンジ
2017年10月、Oasisがモデルチェンジにより他モデルと大きく差別化されました。
大きな変更点をいくつかピックアップしてみました。
- Kindle初の防水モデル
- 7インチの大画面
- ストレージは8GBと32GBを選択可能
このほか、旧Oasisと同価格ながらクーポンコードによる割引が可能など魅力が多数存在します。
新しくなったOasisについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
Kindle Oasisが防水・大画面・大容量化して新登場。私も予約完了しました!
漫画を読むならマンガモデルよりもFireタブレット
Kindle Paperwhiteの1つ上にKindle Paperwhite マンガモデルという機種も存在します。
こちらは他のモデルのストレージが4GBなのに対し、なんと8倍の32GBという大容量を搭載しており、データ量の大きい漫画を読む人におすすめの端末とされています。
しかし、漫画を読むのが主目的であるならば私はKindleシリーズではなくFireタブレットを推します。
理由としてはFireタブレットがKindle書籍データをMicro SDカードに保存できるという点ですね。
最大で32GBのKindleシリーズよりも、200GBを超える容量のMicro SDカードを搭載できるFireタブレットの方が大量のデータを持ち歩けます。
お風呂で漫画を読むなら防水Androidタブレットが最強!
Android版KindleアプリがSDカードへのデータ保存に対応したことで、お風呂で漫画を読むなら防水Androidタブレットが最強と言えるようになりました。
Android版Kindleアプリの設定方法など、詳しくはこちらの記事でまとめています。
お風呂で漫画を読むなら防水Androidタブレットが最高におすすめな理由
Kindle Paperwhiteの魅力とは
さて、それでは下位のKindle Paperwhiteの魅力とは何でしょうか。
それは高いコストパフォーマンスと、絶妙な商品バランスです。
上位グレードの機種と変わらない画面解像度、そして暗い場所でも読書を可能にする内蔵ライトを備えていながら価格はVoyageの半額程度。
ウェブブラウジングや動画閲覧などの幅広い用途で使用できるタブレット端末と異なり、用途がほぼ「本を読むこと」のみという電子書籍リーダーで2万円という価格は出しにくいですよね。
既にKindleシリーズを愛用している人ならともかく、初の電子書籍リーダーを購入しようと検討している人には、Kindle Paperwhiteのバランスの高さはベストな選択肢となります。
最廉価のKindleも価格面では魅力ですが、解像度はともかくLEDライトが無いという点は少々割り切りすぎかなと感じます。
Kindleはその軽さを活かし、サブ機としての使い方がおすすめです。
Kindle (Newモデル)購入レビュー!上位のPaperwhiteと比較してみました。
KindleとKindle Paperwhiteを実際に使い分けてみての感想ですが、やはりLEDライトは便利ですね。
昼間の屋外はもちろん、夜寝る前にはベッドで読んだりと場所・時間を気にせずに本を読めるのはありがたいです。
また、電子ペーパー技術を使用したE-inkディスプレイは目に優しく、一般的なスマートフォンやタブレットの液晶ディスプレイとは目にかかる負担が段違いです。
写真は屋内ですが、光が映り込まないので陽の光の下でも文字の視認性が高いです。
本体はマットなラバー素材で、持ちやすい点もグッドです。
Paperwhiteは現行のKindleシリーズでは最も重たい機種にはなりますが、本体サイズがコンパクトなこともあり重量は気になりません。
片手持ち時には重量面ではなく、物理キーによるページ送りが無い点が不便に感じます。
とは言えVoyage・Oasisとの価格差を考慮すれば、充分に許容範囲内ですね。
上位グレードの機種はKindle Paperwhiteを使用してみて「差額分の価値がある」と判断してから購入した方が良いでしょう。
プライム会員ならさらに安く
Kindleシリーズの下位3モデルはプライム会員ならばクーポンコードを利用することで4,000円引きとなります。
これによりKindle Paperwhiteが10,280円から購入できるようになり、もともと優秀だったコストパフォーマンスが更に高くなりました。
機種名 | Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite マンガモデル |
---|---|---|---|
価格 | 4,980円 | 10,280円 | 12,280円 |
クーポンコード | PRIMEKINDLE | PRIMEPRICE | PRIMEMANGA |
プライム会員の年会費は3,900円ですので、Kindle購入の為だけに入会しても元が取れますね。
さらにKindleオーナーライブラリーという特典があり、対象の本から毎月1冊を無料で読むことができます。
その他、プライム会員についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
Amazonプライム会員って本当に便利なの?4年以上使ってみた感想をまとめてみました!
最後に
Kindle Paperwhiteは押さえるべきポイントを押さえた、1台目に最適な電子書籍リーダーです。
上位モデルと変わらない解像度のディスプレイ、暗い場所でも読書をできる内蔵ライト、それでいて価格はなんと1万円ほどと、欠点が無いと言っても過言ではありません。
電子書籍デビューを検討している人はぜひKindle Paperwhiteで快適な読書生活を体験してみてください。
それではまた。