収納力やデザインなど、バッグやリュック選びで重視するポイントは人それぞれ異なりますよね。
私はというと、仕事道具であるノートパソコンが入るかどうかを、まず最初に見ています。
現在使用しているのが15インチのマシンですので、ポピュラーな13.3インチサイズに比べてひと回り大きく、そのためバッグによっては入らないこともあります。
そして15インチクラスのノートパソコンが入ることに加え、私の中で大きなポイントになっているのが「ラフに使えるかどうか」です。
私は趣味のキャンプに行く際もパソコンを持参し、外でPC作業をすることも多くありました(ここ最近は自粛でまったく行けていませんが…)。
外で作業をすると気分も変わり、なかなか心地よいのですが、天気が急に崩れたり空は明るいのに雨がぱらついてくることも。
そんな時、多少の雨ならば濡れても中まで水が染みてこない程度の耐水性を持ったバッグですと安心してパソコンを持ち運べますし、水に強いということはバッグが汚れても濡れタオル等でお手入れもしやすいので、そうした水・汚れに強くラフなシーンでも使いやすいかを見ています。
今回の記事では、15インチノートパソコンを入れられる収納力を備え、水に強くアウトドアシーンでも使えて、そのうえ上質なデザインを兼ね備えたガストンルーガのバックパック『RULLEN(ルーレン)』をご紹介します。
ストックホルム発のバッグブランド『GUSTON LUGA』
今回、商品を提供していただいたGASTON LUGA(ガストンルーガ)は、ストックホルムのバッグブランドです。
デザイン性と使い勝手の良さに加え、何より環境問題への配慮をブランドコンセプトを掲げていて、動物由来の原材料を使用していない『ヴィーガンレザー』を使って製品を作られています。
恥ずかしながら私は、衣類やバッグなど身に着けるアイテムの原料について「動物由来かどうか」を気にしたことがありませんでした。
「何が使われているか」よりも「身に着けていて快適か」や「使いやすいか」を重要視しており、たとえば人工的な革製品だとしても、それがいわゆる「ホンモノの皮」よりも使いやすいならまったく気になりません。
逆に言えば、たとえ環境面への配慮がされていたとしても着け心地が不快だったり使いにくかったりすれば、そのような製品を積極的に使おうとは思えない…というのが正直な意見です。
そしてヴィーガンレザーが動物性の革に比べて機能的に優れている点を挙げるとするなら、やはり「耐水性の高さ」は大きなポイントでしょう。
水に弱く、濡れたまま放置してしまうとシミになりやすいのも、革製品の弱点でした。
その点、人工のヴィーガンレザーですと本革に比べて水に強い場合が多く、革製品の上質な見た目をそのままに、それでいてより気軽に扱えるという大きなメリットがあります。
16インチのノートパソコンも収納可能なバックパック『RULLEN』
どれでも好きな製品をレビュー用にいただけるとのことでしたので、今後に長く愛用していくためにも、どのバッグにするかを非常に真剣に吟味しました。
オンラインショップのフィルター検索を活用し、16インチまでのノートパソコンが入る・防水性素材を使用という2点をチェックしたところ、候補に残ったのは『SPLÄSH 16"(スプラッシュ 16")』と『RULLEN(ルーレン)』の2つ。
そして担当の方に詳しく聞いてみたところ、どちらも防水性能に優れて急な雨程度では耐えられるとのこと、そしてルーレンがガストンルーガ製品の中でも最も容量の大きいバックパックであるとのことから、ルーレンを選びました!
ガストンルーガ ルーレン レビュー
それでは、ガストンルーガのルーレンを実際に使用してみた感想等を、写真と一緒に紹介していきます。
カラーはブラックを選択しましたが、艶消しのマットブラックとなっているので存在感が激しすぎず、通勤用のバッグとしても相性が良さそうです。
商品写真ではテカテカと光沢のあるような写真もありましたが、実物は完全なマット仕上げですね。
気になるヴィーガンレザーの質感ですが、手に取ってみると、これは革製品とはまったくの別物だと感じました。
やや硬めで、しなやかさは本革の製品に劣るかなといったところ。
一方、ロールトップのベルト部分は非常に柔らかく滑らかで、指を滑らせていると心地よく、意味も無くバッグを開け閉めしたくなるほど。
また、このロールトップの固定金具の加工も丁寧に仕上げられており、金具をレザーのベルトにするするぬるぬると入れたり抜いたりするのがもう…快感です。
話を戻して、生地部分の肌触りは本革製品の方が好みではありますが、バックパックを背負う際に身体に触れる部分はパッドが入っているので、生地の質感の違いについてはマイナスな印象にはなりませんでした。
ショルダーストラップ部分も内側にはパッドがついています。
ストラップの幅が細く、そのうえパッドも薄いため、荷物を詰め込んでバッグが重たくなってしまった時の背負い心地が気になるところです。
パッド部の端にちょこんと付いているスウェーデン国旗が可愛いですね。
全体がブラックのみでまとめられているからこそ、こうしたワンポイントが映えます。
各ポケットの仕様と収納力
ルーレンの各ポケットを見ていきましょう。
収納サイズを調整可能なロールトップを開けると、メイン収納のファスナーが姿を見せます。
メイン収納を含めてルーレンには全部で5ヶ所にファスナーがあり、すべて防水性を高めた構造になっています。
メインのファスナーを開いてみました。
ガバっと大きく開ける作りで、容量も最大22.5Lと余裕がたっぷりあるため、内側はとても広く感じます。
これまで使用していた防犯多機能リュックの『Bobby』は内側に仕切りを細かく分けて「何をどこに入れるか」を明確にしていました。
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Bobbyの作りですと、荷物を整理しやすい・重量バランスが計算されているため背負った時に軽く感じるといったメリットの反面、仕切りが邪魔をして大きな荷物を入れられないといった弱点もありました。
それに対してルーレンの内側には小物用のポケットが1つあるだけで、あとはそのまま1つの大きな収納エリアとなっていますので、バッグインバッグ・バッグオーガナイザーと組み合わせることで荷物を整理しやすくなります。
もちろん、そのまま大容量ポケットとして使用しても良いですし、そうしたカスタマイズを自由に行えるのも余裕のある作りだからこそですね。
両サイドに小さなファスナーがあり、こちらからもメイン収納エリアにアクセスできます。
「ロールトップを外してファスナーを開けて…」とすることなくメイン収納に入れた荷物を出し入れできる点は便利ですが、アクセスしやすさは防犯性能とのトレードオフでもあります。
背負った状態で後ろから簡単に開けられてしまうため、特に海外旅行での電車移動時などにはスリに注意しておきたいですね。
貴重品を入れるための隠しポケットがパッド面の右側についており、折りたたみのマネークリップと小銭入れを入れてぴったりサイズでした。
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せめて、この貴重品ポケットが反対側にもう1つあれば、パスポートや鍵なども余裕をもって入れられて良かったのですが…この点は残念です。
パッド面の左側はノートパソコン用の収納エリアとなっています。
最大16インチのマシンまで入れられるとのことで、私の愛機であるHP ENVY x360(15インチ)も収納できました。
防水性をシャワーでテスト
水に強いヴィーガンレザーと防水性を高めたファスナーを備えたルーレンですが、水に浸けても大丈夫…というわけではありません。
完全な防水性を備えているのではなく、ちょっとした雨程度は防げるといった程度ですので過信は禁物です。
どの程度なら防げるかを確かめるため、防水性のテストとしてシャワーで5分間ほど水をかけてみることに。
5分後、バッグを開けて中を確かめてみると、中に入れていたタオルがじっとりと濡れているくらいには内側まで水が入ってしまっていました。
これでは、雨が降る中を背負って歩き続けたりするのは厳しそうですね。
つい先日、愛車のS660用のキャリアを購入したところでしたので、荷物の多い時にはルーレンをキャリアに固定して使おうかとも考えていたのですが、降水確率0%の日しか使えなさそうです。
水に強い生地ならではの良さ
バッグ全体の防水性は残念な結果となってしまいましたが、ヴィーガンレザーの優位性が丸ごと無くなってしまったわけではありません。
というのも、バッグ全体では水を防げなくとも、生地自体が水に強いことに変わりは無いためです。
生地が水に強ければ、バッグが汚れた時にも、濡らして絞ったタオルで拭いて綺麗にすることが可能なのでお手入れも楽です。
先日も、立てかけた際に壁の塗料がバッグについてしまうというトラブルがあったのですが、濡れタオルでごしごしと拭き取るだけで元の綺麗な状態に戻せました!
汚れや劣化に神経質にならずに済む気軽さは、普段使いをするバッグにはありがたいですね。
ロードバイクとの相性もグッド
ルーレンの背中・肩に触れるパッド部分は全体的に薄く、またショルダーストラップの幅も細いため、あまり荷物を詰め込んでバッグが重たくなると肩が痛くなりやすいかなと感じました。
この印象が良い方向に変化したのは、ロードバイク(自転車)で走ってみた時です。
使用感を確かめるテストも兼ねて、ノートパソコンなどの普段持ち歩く荷物をルーレンに入れて、背負った状態でロードバイクで走ってみることに。
すると、ロードバイクの前傾姿勢では、ルーレンの緩やかな背面パッドの凹凸は背中全体へ荷重を分散してくれるのか、サイクリング中は背中も肩もとても楽だったのです。
背中へのフィット感を重視して複雑な形状をしているパッドの付いたバックパックよりも楽なくらいに感じたほどでした。
汗などで汚れても水で手洗いしたりもできるため、ルーレンとロードバイクの相性は意外と良いかもしれませんね。
完全防水とはなりませんでしたが、デザイン含めてたいへん気に入りました。
ノートパソコンを持ち歩く際には、今後はルーレンをメインバッグにしようと思います!(なので1日でも早く、気軽に出かけられる世の中に戻ってもらいたいです…。)
限定クーポンで15%オフ!
今回紹介したルーレンは、ガストンルーガ公式オンラインストアで注文できます。
送料無料・返品交換返送料無料のオンラインストアでは、ルーレンのほかにも私が最後まで候補で迷ったスプラッシュや、トートバッグにもなる新作2wayバックパックの『TÅTE(トーテ)』などなど、可愛いバッグがたくさんありますので、まずは覗いてみてはいかがでしょうか。
さらに現在は、9月20日までの期間限定で「秋の行楽シーズンキャンペーン」が開催されており、バックパック購入でミニ財布がプレゼントとして付いてきます!
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