
私の生活に無くてはならない家電の1つとなっているのがプロジェクターです。
実際に導入するまでは「あれば便利」だとか「買ってもそんな頻繁には使わなくなる」程度の立ち位置になるかと思っていたのですが、いざ導入してみたところ「使わない日が無い」ほどに依存しています。
さて、そんなプロジェクターですがここ数年で性能が大きく向上し、据え置き機や持ち運べる携帯機、ゲームを遊ぶのに適したゲーミングプロジェクターやスクリーンとの距離を大きく離さずとも使える超短焦点プロジェクターなどなど、商品選びの選択肢が大きく広がりました。

私もこれまでに多くの製品を使用しており、メーカーに提供していただいた物まで含めると10台以上ものプロジェクターを実際に触れて使っています。
今回はそんな私が現在愛用しており、そしてプロジェクター沼を終わらせてくれた大満足の1台、『超短焦点プロジェクター Aladdin Marca(アラジンマルカ)』を紹介します。
- 超短焦点プロジェクター Aladdin Marca(アラジンマルカ)
- プロジェクターでゲームを遊びたい!
- プロジェクター選びで重要な「入力遅延」
- Aladdin Marcaは低遅延でゲームにもおすすめ
- Aladdin Marcaはセール価格が安い!
超短焦点プロジェクター Aladdin Marca(アラジンマルカ)
私が今回紹介するのは超短焦点プロジェクター『Aladdin Marca(アラジンマルカ)』です。
天井に取り付ける照明一体型プロジェクターのAladdin X(アラジン エックス)シリーズが有名なメーカーの製品ですね。
Aladdin MarcaはそんなAladdin X株式会社から出ている超短焦点プロジェクターになります。
私は2023年12月に購入しているため、使い始めて2年が経とうとしています(もっと早く紹介しろ)。
冒頭でも書いたように私はほぼ毎日プロジェクターを使用しており、そんな私が2年間たっぷりじっくり使い倒した感想を共有できればと思います。
とはいえ発売から時間も経ったことでショッピングサイトでのレビュー件数もだいぶ増えていますので、1から10まで全部語るのでなく特徴的な部分にフォーカスして紹介していきます。
超短焦点プロジェクターとは

まずは先ほどから話に出ている「超短焦点プロジェクターとは何なのか」を簡単に説明しましょう。
プロジェクターはスクリーンとの距離に比例して投影サイズが大きくなりますので、つまりは大きく投影したいならばそれだけ壁から離す必要があるわけです。
たとえば100インチの大きさに映したい場合、一般的なプロジェクターですと3mほど離さなくてはなりません。

私の自宅環境ですと、大きく投影するために寝室横のウォークインクローゼット入口までプロジェクターを下げて使用していました。
このスタイルで2年ほど過ごしていましたが、やはりこの位置にプロジェクターを置いているとクローゼットの出入り時も邪魔になります。

かといってプロジェクターを近付ければ投影サイズが小さくなってしまうわけで、なかなかこの配置を改善できずにいました。

そんな悩みを解決してくれるのが、その名の通り焦点距離が非常に短く、スクリーンや壁との距離をほんのわずか離すだけで大きく投影できる超短焦点プロジェクターなのです。
機種ごとに焦点距離の違いはありますが、たとえばAladdin Marcaですと24cm離せば100インチで投影できてしまうのです。

このため、壁とベッドのわずかな隙間にプロジェクターを配置するスタイルでも大画面で大迫力の映像を堪能できます。
高い処理性能で動作も快適
焦点距離が短くなってプロジェクターをすっきりと置けたら良いなぁ…なんて考えがAladdin Marca購入理由の8割でしたが、予想外のメリットもありました。
それがCPUの処理性能の高さによって各アプリの動作が軽快になったことです。
これまではプロジェクターにAmazonのFire TV Stickを接続することでYouTubeやプライムビデオを視聴していました。
それがAladdin MarcaではYouTube等のアプリがプロジェクター自体にインストールされているため、プロジェクター単体で動画サービスを利用できます。
以前に使用したモバイルプロジェクターにもそうした製品はありましたが、Aladdin Marcaはそれらの機種やFire TV Stickと比べて動作が非常に軽快でありサクサクと動きます。
6秒で立ち上がる高速起動、精度の高い台形補正などなど、プロジェクターの基本機能もしっかりと押さえており、プロジェクターとして純粋に優秀な製品ですね。
プロジェクターでゲームを遊びたい!

さて、動画視聴には間違いなく文句なしなAladdin Marcaですが、私にはもうひとつ「プロジェクターでやりたいこと」がありました。
それが、ゲーム機をプロジェクターに繋いでの大画面プレイです!
「そんなのSwitchやPS5をプロジェクターに繋げば良いだけじゃないの?」と思いますよね。
実はプロジェクターでゲームを遊ぶのには大きなハードル…「入力遅延」があるのです。
プロジェクター選びで重要な「入力遅延」
ゲームを快適にプレイするための液晶テレビやモニター選びの際に「応答速度」を重視しなければならないのと同様に、プロジェクターでもゲームを遊びたいなら必ず確認しておきたい項目があります。
それが「入力遅延」であり、入力遅延とはゲーム機等から入力された信号をプロジェクターが投影するまでの遅延(タイムラグ)のことです。
この入力遅延による影響が実はとても大きく、ゲーム用を謳っていない一般的なプロジェクターですと満足にゲームを遊べません。

これはコンマ1秒を争うゲーマーだけでなく、私たちのような一般ユーザーのプレイでもはっきりと体感できるほどであり、メジャーなタイトルを例に出すとたとえばマリオのジャンプで穴を避けたりクリボーを踏むなどという基本中の基本のアクションすら出来なくなる…と言えばわかりやすいでしょうか。
ところが厄介なことに、それほどに影響の大きい入力遅延にもかかわらず、プロジェクターのスペックや仕様に明記されていない場合が非常に多いのです。

私が使用していた機種もゲームプレイにはとても使えない製品ばかりで、遅くて使い物にならない・入力遅延が少ない代わりに台形補正が効かない等々、なかなか「これだ!」という製品には出会えていませんでした。
入力遅延の少なさを重視した「ゲーミングプロジェクター」を謳う製品も続々と出てきている中、そうしたプロジェクターの導入を検討していた私がついに出会ったのがAladdin Marcaなのです。
Aladdin Marcaは低遅延でゲームにもおすすめ
Aladdin Marcaにはゲームモードと呼ばれる低遅延モードが用意されており、画質はわずかに落としつつも遅延を28msに抑えることが可能となっています。
私がもともとAladdin Marcaに興味を持ったのは「スクリーンから24cmの距離で100インチの大画面を投影できる」という点でしたが、ゲームモードの仕様を聞いて「これならゲームもワンチャンいけるのでは…」と希望を抱いていました。

そして実際に投影をしてみた結果ですが…まったく問題無しです!
60fpsならば1フレームあたりの時間は0.016秒=16msとなるので、Aladdin Marcaによる28msの入力遅延というのは1.5フレームほどのタイムラグになっている計算ですが、はっきり言って私のレベルだと影響が無いですね。
- スーパーマリオRPG
- スプラトゥーン3
- キングダムハーツシリーズ
- アーマードコアⅥ
上記のゲームをプロジェクターで遊んでいますが、スーパーマリオRPGのアクションコマンドもタイミングは合いますし、スプラトゥーンならばタイミングの重要なチャージャーも含めたどのブキもモニターで遊んでいる時と同じ感覚で使えています。

なんならスプラトゥーン以外の上記のソフトはどれもAladdin Marcaで投影した状態でストーリーモードをクリアしていますので、Aladdin Marcaの遅延による影響がいかに小さいかが伝わるかなと。

アーマードコアⅥはアプデで弱体化する前のバルテウスもプロジェクターでプレイして撃破しています。

ちなみに最近はサイレントヒルfをプレイしましたが、暗い部屋でプロジェクターを使ってホラーゲームをするとあまりにも怖すぎたのでギブアップしました。
Aladdin Marcaはセール価格が安い!

Aladdin Marcaはスマートに設置できるうえに動画サービスも快適に利用でき、さらにはアクションゲームまで楽しめる死角なし・文句なしのおすすめプロジェクターです。
寿命等で壊れたとしても必ず買い直そうと決めているくらいに大満足しているAladdin Marcaではありますが、唯一イマイチというか気になる点を挙げるとしたらお値段でしょうか。
Aladdin Marcaの通常価格は149,800円、4K出力に対応した上位モデルのAladdin Marca Maxに至っては379,800円ですので、購入ボタンをポチっとするには少々…いや、かなりの勇気が必要になります。私はだいぶ悩みました。
お値段だけがネックなAladdin Marcaですが、Amazonのセール時など2万円以上も安く買える場合もありますので、そういったおトクなタイミングにポチるのをおすすめします。













