新しくなったAmazonの『Kindle Paperwhite』は、価格は1万円台前半と従来モデルそのままに、これまでは最上位の『Kindle Oasis』のみだった防水にも対応したコストパフォーマンス最高の電子書籍リーダーです。
防水対応だけでなく本体重量も軽くなり、家でも外出先でも場所を選ばず読書を楽しめます。
本日ご紹介するのは、そんなKindle Paperwhiteでの読書をさらに快適にしてくれるアイテムです。
新しくなったKindle Paperwhiteの使い勝手を詳しく知りたい方は、まずはレビュー記事からご覧ください。
Kindle Paperwhite Newモデルレビュー|防水対応・軽量化したコスパ最強の電子書籍リーダー
- Kindle Paperwhiteの弱点は「ページ送りボタン」が無いこと
- Palmoを使えば片手でも快適に読書を楽しめる
- 落下防止アイテム「バンカーリング」と使用感を徹底比較
- Kindle Paperwhiteと合わせて使いたい必須アイテム!
Kindle Paperwhiteの弱点は「ページ送りボタン」が無いこと
防水対応・軽量化を果たしたKindle Paperwhiteと、Kindleシリーズ最上位モデルのOasisとの最も大きな違いは「ページ送りボタン」の有無です。
1万円程度で購入できるPaperwhiteと2倍以上の価格差があるOasisとで使い勝手が同等でもそれはそれで困りものですが、やはり物理ボタンをカチカチとクリックするだけでページをめくれる快適さは圧倒的で、1度味わってしまうとそれ無しで本を読むのが億劫になるほど。
物理ボタン無しでページを進めたり戻したりする場合、画面の端をタップするか、左右にスワイプをする必要があるのですが、どちらも片手のみで完結させられない事情があります。
画面端のタップ操作は左右の端がそれぞれ進む・戻るに対応していますが、片手持ちの状態で両方の端に指を届かせるのは困難です。
スワイプ動作も同様で、親指の可動範囲をある程度広く取っておかねばスワイプ動作を認識してもらえないため、快適に読書を行うためには左手で持って右手でスワイプのように両手での操作が必須となります。
ちなみに画面の真ん中をタップするとページを進めることは出来ますが、戻すには端をタップするかスワイプしなくてはならないうえ、「画面上部タップでメニュー表示をしようとしたのにページがめくられる」等の操作ミスに繋がりやすいため、私は画面の中央部タップでのページ送りは使用していません。
片手で完結させるために広い範囲を親指が動けるように持とうとしても、端末をがっちりとホールドできず手から落としやすくなったり、強引な姿勢で持とうとして手が疲れたりするなど、なかなか難しいのが現実…
「それでもKindle Paperwhiteを片手で快適に操作したい!」と贅沢な悩みを抱えていた時に出会ったのが、本日ご紹介する『Palmo for Kindle Paperwhite』です。
Palmoを使えば片手でも快適に読書を楽しめる
『Palmo for Kindle Paperwhite』はシリコン製のバンドがクロスした形状になっており、Kindle Paperwhiteに装着すると、バンド部に指を通すことで端末を保持できるため、片手でも快適な読書が可能になるアイテムです。
Palmo(パルモ)は、Palm(手のひら)とMobile(モバイル)を組み合わせた言葉とのことですが、握りしめることなく手のひらに乗せるだけのような感覚で持ち運べることをイメージして名付けられたのかもしれませんね。
もともとはiPhone用に作られた商品で、現在はiPadやXperiaに対応したバージョンも販売されており、今回登場したKindle Paperwhite用はそんなPalmoシリーズの最新作。
Palmo for Kindle Paperwhiteのレビューを書くにあたって、商品を提供していただいたECBB MAKERS.様は、以前にご紹介したフォルダブル・フォルダブル2のメーカーでもあります。
「あったら良いな」を具現化した痒いところに手の届く商品を生み出し続けていて、ガジェット好きとしては今後も要注目ですね。
フォルダブルシリーズも開発者のコダワリが詰まった素敵アイテムですので、合わせてチェックしてみてください。
簡単取り付けで指を通せば落下の心配とサヨナラ
Palmoの装着方法は簡単で、Kindle Paperwhiteの四隅を引っかけるだけです。
わずかこれだけで、あとは指をバンドに通してあげれば、Kindleはもう手のひらから落下することがありません。
端末をがっちりと握りしめる必要が無いため、親指も広く動かすことができてスワイプ動作も楽々行えます。
これならば物理ボタンが無くとも快適に読書を楽しめますね。
また、夜の就寝前にベッドで仰向けになって読書をしていて、うとうとした瞬間、顔の上にKindleを落として痛い経験をしたことはありませんか?
恥ずかしながら、私は何度もありました。
しかし、Palmoがあればそんな心配は無用となり、ごろ寝読書を安心して楽しめます!
バンドに指を通せばがっちりとホールドできるのはもちろんですが、中央にある輪状のバンドに指を引っかけておくだけでも、剥き出しの状態でKindleを持つよりも遥かに安定感が増します。
また、全面を覆っているわけではないために過信は禁物ですが、落下時の衝撃吸収の役割も備えています。
Kindle Paperwhiteにぴったりの防水・軽量仕様
Palmo for Kindle Paperwhiteは、新しくなったKindle Paperwhiteの魅力を損ねない仕様になっている点が嬉しいポイントです。
最新のKindle Paperwhiteは防水対応・軽量化した2点が最大のアップデートです。
Palmoはシリコン製で、テープなどを使用しておらずKindleへの装着も挟むだけのため、水に濡れても当然問題ありません。
重量もわずか34gと軽く、Palmoを着けても防水・軽量化したKindle Paperwhiteの魅力を損ねることが無く、相性は抜群です。
落下防止アイテム「バンカーリング」と使用感を徹底比較
「端末に取り付け、指を通して落下を防ぐアイテム」と聞くと、バンカーリングを思い浮かべる人も多いですよね。
バンカーリングも便利なアイテムで、以前に使用していたスマートフォン『HUAWEI P9』にはバンカーリングを取り付けて使用していました。
そこで、Palmoとバンカーリングの使用感の違いについて解説していきます。
Palmoは指へのダメージが少ない
バンカーリングとの最大の違いは、指にかかる力の大きさです。
一般的なバンカーリングのリング部の太さは3mm程度で、端末全体の重量がこの細いリングに集中します。
そのため、リングに指を長時間引っ掛けていると痛くなってしまうんですよね。
それに比べ、Palmoの場合は幅の広い柔らかなシリコン素材ですので、指にかかる負荷は非常に小さく、指を長時間通していても快適です。
Palmoなら端末を握っている必要が無い
バンカーリングは指輪のように指にぴったりとフィットするわけでは無いため、指をリングに通した状態で端末を握って保持する必要があります。
あくまで、万が一の場合の備えとしての使い方が主ですね。
対して、Palmoではシリコン製のバンドが指をしっかりとホールドしてくれるため、手を放しても端末がそのままキープされます。
手のひらと端末が一体化したような感覚は、持ち歩き時にたいへん重宝します。
バンカーリングはスタンドにもなるが電子書籍には不要
バンカーリングの方が優れている点としては、指を引っかけて落下を防止できるだけでなく、スタンドとしても活用できることが挙げられます。
しかし、私の場合は電子書籍を読む際に端末を立てて読むことが無いため、Kindleと組み合わせる場合においては評価に全く影響しないポイントとなってしまいました。
スマートフォンで動画を見る時には、スタンド機能はとても便利なんですけどね。
皆さんは電子書籍を読む際に、タブレットスタンドなどを使って端末を立てかけて読むことがあるのでしょうか?
個人的には、スタンド機能は電子書籍リーダーとの組み合わせにおいては全く重要ではないため、Palmoと比較して「バンカーリングの方が優れている!」と感じるポイントは一切ありませんでした。
Kindle Paperwhiteと合わせて使いたい必須アイテム!
Palmoを装着したKindle Paperwhiteの使い心地は、3万円のKindle Oasisに匹敵する…どころか上回ります。
手で握ることなく端末を持ったままキープできるのは、物理ボタンによる使い勝手の差をひっくり返すほどに快適です!
Palmo for Kindle Paperwhiteは、Kindle Paperwhiteで読書をするなら必ず使いたい、まさにマストアイテムですね。
Kindle PaperwhiteとPalmoの組み合わせで、いつでもどこでも片手で快適に読書を楽しみましょう!