ラップトップ(ノートパソコン)に挟んで持ち運べるほどの薄さが特徴の紙製折り畳みラップトップスタンド「フォルダブル(Foldable)」
その携帯性の高さと、紙で出来ているとは思えないほどの意外な耐久性により、たいへん気に入っている商品で2018年の買って良かった物にも選んでいます。
そんなフォルダブルには、使い勝手を更に向上させた新モデル「フォルダブル2(Foldable2)」が存在します。
今回はフォルダブル2を3ヶ月ほど使用した感想と、旧モデルのフォルダブルと比較した違いを、まとめてご紹介させていただきます。
旧モデルの半年間使用レビューを先に読みたい方は、下記のリンクからどうぞ。
薄くて軽い紙製ラップトップスタンド「フォルダブル」を半年間使用してみた感想
スマホ・タブレットスタンドにもなる「フォルダブル2」
今回ご紹介するフォルダブル2は、フォルダブルの魅力であった薄さ・軽さをそのままに、更に使い勝手を向上させた新モデルです。
フォルダブル2最大の特徴は、2種類の折り方を使い分けることでラップトップのみならず、スマートフォン・タブレットスタンドとしても活用できること。
従来のフォルダブルは折り方が1種類のみで、ラップトップのみにしか対応していませんでしたが、ここは大きな変更点ですね。
また、デザインも日本の伝統的な絞り染めである「雪花絞り」を使用して、可愛らしくも情緒の溢れる見た目に仕上げられています。
そうした半面、気になるマイナス点としては、やはり価格でしょう。
旧モデルの1,380円から、2倍以上の2,880円へと大きくアップしてしまっています。
その価格差を覆すだけの価値があるのかどうか、使い勝手でどこまで差を付けられるかに注目です。
雪花絞りの色合いが美しい
それでは実際にフォルダブル2を見ていきましょう。
今回の記事を書くにあたり、ECBB MAKERS.様に商品をご提供いただきました。
好きな絵柄を自由に選んで良いとのことでしたので、私の好きな紫色が含まれている「紅梅」をチョイス。
商品写真で抱いていた印象よりも発色が強く、模様が色鮮やかで素敵です。
この薄い1枚の厚紙が、ラップトップ、そしてスマートフォン・タブレットのスタンドになるというのですから驚きですね。
2種類の折り方を試してみた
それでは組み立てた状態のフォルダブル2を見てみましょう。
こちらがラップトップを置く際に使用する折り方です。
旧モデルのフォルダブルを組み立てた時との違いは後部です。
前後をひっくり返すと、後部に出っ張りがあることが分かります。
ここに、スマートフォンを横置きすることが可能なのです。
ちょっと動画を流しておきたい時などにぴったりですね。
それでは、もう1つの折り方を試してみましょう。
こちらがタブレットを置く際に使用する折り方です。
背もたれが長くなることで、タブレットやスマートフォンを縦置きで立てかけられます。
後部に長く伸びた脚部のおかげで、10インチを超える大きなタブレットもしっかりと安定して支えられます。
私が使用しているのは10.1インチのQua tab PZですが、12インチのiPad Proまで置けるのだとか。
スマートフォンを縦置きした場合でも、後ろに倒れることはありません。
折り方については、メーカー公式の解説動画がYouTubeにて公開されています。
一瞬で変形するその様子はまさに快感。
ぜひ実物を手に取って、この感覚を味わっていただきたいですね。
タブレットを置けるのが便利すぎる!
フォルダブル2を使っていて感じるのは、タブレットスタンドとしても使える点が便利すぎるということです。
これまでのフォルダブルは、外出先ではラップトップスタンドとして活躍していたものの、自宅のリビングで作業する際には特に必要ありませんでした。
というのも、リビングではクッション付きデスクであるトレイボーを使用しており、それ単体でタイピングしやすい角度に調整できるためです。
私の作業環境について興味を持った方は、ブログ作業環境記事をご覧ください。
ところが、フォルダブル2はタブレットスタンドとしても使えるため、トレイボーにラップトップを置いて作業をしつつ、横のテーブルの上にタブレットを立てて配置できます。
タブレット用のスタンドを、いちいち持ち歩いたり各部屋に配置しておくのは面倒ですよね。
その点、フォルダブル2ならばラップトップに挟んで常に持ち歩いているため、特に手間や負担が増えることもありません。
ラップトップを開いて作業を開始しようとした際の環境に合わせて、ラップトップスタンドとして使用したりタブレットやスマートフォンスタンドとして使用したりと、自由に切り替えられられる対応力の高さが魅力ですね。
新旧2モデルのフォルダブルを比較
ここからは、旧モデルのフォルダブルと比較しながら見ていきましょう。
旧モデルのフォルダブルに比べると、フォルダブル2の方が全体的にひと回りほど大きくなっていますね。
2種類の折り方が可能になったことで、折り目のパターンもより多く用意されています。
組み立てた状態を並べてみるとご覧の通り、広げた状態でのサイズ差がそのまま組み立て時にも影響しています。
注目すべきは、このサイズ差から生まれるラップトップ使用時の角度。
フォルダブル2の方がより高い位置でラップトップを支えることになるため、ラップトップの傾斜角度が大きくなります。
開発者の想いが込められたサイズ差
実はこの角度の違いにも、開発者の想いが込められています。
フォルダブルを開発されたECBBの松浦さんにお話をうかがったところ、以前に首のヘルニアに悩まされた経験があり、そのようなPC作業による身体への負担を軽減したいという想いが製品開発に繋がっているのだとか。
身体への負担軽減・愛用されているMacBookの放熱・タイピングのしやすさを追求した結果、フォルダブル2という更に進化したフォルダブルが生まれたということですね。
開発者が実際に体験したことや抱えていた悩みが活かされている商品というのは、やはり実際に使ってみると使い勝手からもそうしたコダワリが伝わってくると私は感じます。
複数枚のフォルダブルを持ち歩くのもアリ
ラップトップやスマートフォンのスタンドを複数持ち歩くとなると、荷物が増えてバッグが重たくなってしまうものです。
しかし1枚20gに満たないフォルダブルならば重さは気にならず、スペースもちょっとした隙間に入れておけば済んでしまうため、ラップトップ用・電子書籍端末用・スマートフォン用などなど、自分の用途に合わせて何枚でも持ち歩けます。
私も自分で購入したフォルダブルと今回頂いたフォルダブル2とを、常に2枚とも持ち歩くようにしています。
フォルダブル2に立たせたタブレットで調べごとをしながら、フォルダブルに載せたラップトップで記事を書く等ですね。
この記事もまさに今、そのスタイルで書いています!
「調べごと」とは…?
旧フォルダブルユーザーにこそ試してもらいたい!
旧モデルのフォルダブルから使い勝手を更に向上させたフォルダブル2ですが、価格差以上の価値があると感じました。
傾斜が急になっているという変更点もありますので、旧モデルを使っていて傾斜角がいまひとつハマらなかった人も試す価値アリですね。
前モデル同様、半年ほど使用してみたらまた耐久性についても記事にて紹介させていただきますので、楽しみにしていてください。