画面の広さは、パソコンでの作業効率に大きく影響するポイントです。
狭い画面では、ウィンドウを複数開いて調べごとをして…なんてことも一苦労ですよね。
そして、大きさや枚数を自分で柔軟に変更できるデスクトップPCならともかく、ノートパソコンの場合は機種選びの時点で画面のサイズや解像度が決まってしまいます。
かといって、画面の広さのみを理由に本体を買い替えるのも、ちょっとハードルが高いです。
本日は、ノートパソコンと組み合わせるのにぴったりな、どこでも広く快適に作業できるモバイルモニター(モバイルディスプレイ)をご紹介します。
GeChic On-Lap 1306H モバイルモニター
今回ご紹介するのは、台湾GeChic社のモバイルモニター『On-Lap 1306H』です。
2019年9月に発売したばかりの新商品ですが、記事を書くにあたり商品を提供いただきました。
外出先でPC作業をすることの多い私は、個人的にもモバイルモニターは「いつか買おう」と思い続けていた商品だけに、非常にありがたいですね。
GeChic On-Lap 1306Hのスペックと特徴
それではまず、On-Lap 1306Hのスペック・特徴を外観から見ていきましょう。
On-Lap 1306HはフルHD(1,920×1,080)解像度の13.3インチIPS液晶を搭載したモバイルモニターです。
本体含む、On-Lap 1306Hの付属品は以下の通り。
- On-Lap 1306Hモバイルモニター本体
- On-Lap 1306H専用カバースタンド
- HDMI to microHDMIケーブル
- USB-A to USB-Cケーブル
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
- ケーブルバンド×2
- USB・ACアダプター
On-Lap 1306Hはスタンド機能の付いたカバーが取り付けられています。
カバー背面のラバー製のスタンドにはマグネットが内蔵されており、位置を変更することで角度を40°~80°の範囲で無段階調整できます。
持ち運ぶ際に画面を傷から守ってくれるカバーが、そのままスタンドになるという機能性の高さが素晴らしいですね。
本体とカバーは回転式のロックで固定されていますので、持ち運び中に外れてしまうことはありません。
本体を裏返して、画面側を出してみましたが、ガンメタルのようなカラーが渋くて私好みです!
視野角が広く、発色も鮮やかという特徴を持つIPS液晶を採用していますが、カタログスペックでの視野角は170°と、やや控えめな数値となっています。
好みの分かれるポイントとしては、光沢のあるグレアパネルである点でしょうか。
画面への映り込みや反射を気にする人も多いのですが、個人的には、発色が鮮やかに見えるグレアパネルが大好きです!
気になるようであれば、13.3インチサイズの反射防止フィルムを貼っても良いでしょう。
ちなみに、タップ操作には非対応です。
GeChic On-Lap 1306H 端子類
続いて、On-Lap 1306Hの端子類を見てみましょう。
本体左側面には映像入力端子としてUSB Type-CとmicroHDMIが1ポートずつ用意されています。
ノートパソコン側が対応した機種ならば、USB Type-C接続1本のみで電源供給と映像出力を行えます。
HDMIポートから映像入力を行う場合は、付属のUSB Type-CケーブルやUSB-A to USB-Cケーブルを使用して、USB Type-Cポートに電源を供給する必要があります。
電源の供給には、付属のUSB・ACアダプターはもちろん、モバイルバッテリー等でも可能ですので、コンセントの無い外出先でも安心して使えますね。
反対側の右側面には電源・設定・音量ボタンが配置されています。
また、On-Lap 1306H本体にはスピーカーは付いていませんが、下部の3.5mmオーディオ出力端子から外部スピーカーに接続して音声を出力することも可能です。
13インチクラスのノートパソコンと相性抜群
GeChic On-Lap 1306Hを数ヶ月使ってみての感想ですが、何よりも強く感じるのが13インチクラスのノートパソコンとの親和性の高さです。
異なるサイズのモニターでマルチディスプレイ環境を構築すると、カーソルが画面を跨ぐ際のズレが気になるものです。
On-Lap 1306Hは13.3インチ・フルHD解像度と、ノートパソコンの定番サイズに合わせて作られているため、多くのユーザーにジャストサイズとなります。
さらに、持ち運んで使うノートパソコンと組み合わせるなら、モバイルモニター側の携帯性も重要なポイントです。
On-Lap 1306Hは13.3インチの画面を備えながら、本体の厚さ1cm未満、重量はわずか670gと、非常にコンパクトにまとめられています。
私はバッグに入れて持ち運ぶ際には、ノートパソコンとモバイルモニターをまとめて収納していますが、愛用しているASUSのZenBook Flip Sもかなりの薄型マシンなこともあって、2つを重ねても全く邪魔になりません。
ケーブル1本で完結させられて携帯性と利便性を両立
重量やサイズと並んで、携帯性に影響するもう1つの重視したいポイントがPCとの接続方法です。
アイテム自体が軽く・小さくとも、接続のためのケーブルやスタンドといったアクセサリが大量に必要ですと、出先で広げたり片付けたりが手間で、持ち歩いて使うのが億劫になってしまうものです。
その点、On-Lap 1306HはUSB Type-Cケーブル1本で電源供給から映像出力まで完結させられますので、ケーブルを何本も持ち歩く必要がありません!
さらには、持ち運び時に画面を守ってくれる保護カバーがそのままスタンドになる点も「荷物を増やさないこと」と「使い勝手の向上」の両立に貢献してくれており、今ではすっかり外での作業時に無くてはならないアイテムとなっています。
名古屋のカフェにデュアルディスプレイ作業マンがいたらおそらく私です。 pic.twitter.com/Pe0avI9We3
— うぃる (@wright_ssvd) November 8, 2019
シングルディスプレイにはもう戻れない!
GeChic On-Lap 1306Hは、13.3インチの「ちょうど良いサイズ」なモバイルモニターです。
薄くて軽い本体に、スタンド一体型のカバー、そしてケーブル1本で繋げられる使い勝手の良さから、どこでも手軽にマルチディスプレイ環境を作れます。
特にMacBookなど、USB Type-C端子を備えたノートパソコンを使用している人には、文句なしにおすすめです!
画面が増えると、沢山のタブを開いての調べごとや、複数のソフトを立ち上げての作業における快適さが段違いです。
1画面での作業にはもう戻りたくなくなってしまうほどの危険な魅力を備えたマルチディスプレイ環境を、ぜひ1度味わってみてください。