ここ数年、健康ブームも相まって自転車人気が非常に高まってきています。
私もロードバイクが大好きで、学生の頃はレースにもよく出ていたほどです。
本日は、そんな私が万人にオススメできる自転車漫画を紹介させていただきます。
自転車知識が全く無い人から、フレームから1台組めちゃうくらいの人まで、誰にでも楽しめる作品を主に紹介させていただきますので、自転車に詳しくない人もご安心ください。
弱虫ペダル
週刊少年チャンピオンで大人気連載中の作品です。
アニメ化で一気に人気になり、もはや自転車漫画の代名詞とも言えるようになりました。
アニメのクオリティも非常に高かったですね。
正直、作者の自転車知識はそれほど高くありません。
なので「ん?」となる展開も多いですね。
「カーボンディスクホイールや!」からの「読者にわかりやすいように…」の流れはもはや伝説として語り継がれています。
ちょっとディスってしまった感はありますが「熱さ」を伝えるのは上手いです。
1話1話の展開が全然進まない時期もありましたが、コミックスで一気見すると気にせず楽しめます。
個人的なオススメは17巻ですね。
インターハイ2日目終盤、総力戦という感じが伝わってきて非常に熱いです。
Over Drive(オーバードライブ)
実はこちらもアニメ化されている自転車漫画です。
週刊少年マガジンに連載されていたので知っている人は結構いるかもしれないですね。
ちなみに今はDAYS(デイズ)というサッカー漫画を描かれてます。
かなり画力は高く、スプロケット(ホイールの歯車)周りも非常に丁寧に描いている印象を受けました。
展開の熱さは弱虫ペダルにも負けず劣らずと言っても良いでしょう。
ただしこちらも「ん?」となる場面は多し。
正直、主人公以外の戦いの方が面白いです。
私のオススメは10〜11巻です。
天才を支え続けた苦労人寺尾が、作中最強の一角である鷹田と死闘を繰り広げます。
痛々しくも熱い衝撃の結末はぜひ自分の目で確かめてみてください。
Over Drive(10) (週刊少年マガジンコミックス)
- 作者: 安田剛士
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/04/15
- メディア: Kindle版
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あと忘れちゃいけないのが、女の子が可愛いことです。(※重要)
ツール!
こちらは週刊少年サンデーで連載された後、クラブサンデーへ左遷移籍して掲載されていた漫画ですね。
クラブサンデー左遷前は展開も遅くクソつまらなかった退屈しがちでしたが移籍後、単行本でいう5巻からは文句無しに面白いです。
舞台はツール・ド・フランスのような数日間のレースの総合成績で優勝を決めるステージレース。
初心者が読んでも楽しめますが、ある程度ロードレースの知識を持っていると、より楽しめる漫画かなと私は感じました。
ちなみに描いていたのは少年サンデー版デスノートLOST+BRAINの作画をしていた大谷 アキラ氏です。
こっちのデスノート、Amazonの評価低いな…(私はこちらもコミックスを持っています。)
かもめ☆チャンス
これまでに紹介してきた作品は主人公が少年でしたが、こちらは社会人がロードレースに染まっていく過程を描いた作品です。
作者の自転車熱の高さも相まって、レース展開等もよく練られています。
決して天才などではない主人公、会社員であり父親であることのしがらみなどなど、リアル志向の強い自転車漫画です。
自転車乗りにはスプリンターやヒルクライマーなどの様々な脚質が存在しますが、主人公は下りを得意とするダウンヒラーです。
かもめ☆チャンスに影響を受け、私も下りの技術を磨いたのはここだけの話。
じこまん
かもめ☆チャンスの著者・玉井雪雄氏が描くもう一つの自転車漫画です。
こちらは玉井氏の自転車遍歴や経験、考え方について描かれた所謂「エッセイ漫画」ですね。
交通事故などについても詳しく開設されているため、自転車ビギナーにはぜひとも読んでもらいたい漫画です。
のりりん
鬱漫画を描くことで有名な鬼頭 莫宏氏による自転車漫画です。
非UCIフレームなどの非常にマニアックなパーツも数多く出てくるので、自転車好きならニヤッとしてしまうこと間違いなしです。
連載中は「そろそろ誰かの首ハネられた?」と常に心配の声が挙がっていましたが、安心してください。鬱展開はありませんよ。
個人的なオススメは5巻ですね。
ちなみに私はこの巻を読んで「自転車自分で組もう熱」が高まり、結局1台組んでしまいました。
その時に組んだのがこの子ですね。
いわゆる「美少女系」は…?
「ろんぐらいだぁす!」や「南鎌倉高校女子自転車部」などの「美少女系自転車漫画」も人気ですね。
私の感想ですが「漫画としては面白くない」というのが正直な感想です。
いや、美少女×趣味モノって組み合わせは大好きですよ。
どちらも同人誌の頃から買ってますし。
ただ、漫画となるとストーリー展開が関わってきます。
それが面白くないとなると、ちょっと漫画としてはオススメできないですね…
ろんぐらいだぁす!に関しては2016年秋からアニメになりますし、これから面白くなっていってもらいたいですね。
とりあえず単行本は買い続けます。
アニメは良かった!
ちょっと微妙な評価をさせていただいた「ろんぐらいだぁす!」ですが、アニメ版では漫画に対して抱いていた不満が解消され、純粋に楽しめました。
Amazonプライム会員はプライム・ビデオで無料で視聴できますので、私と同じような感想を持っていた人はぜひアニメを観てください!
エクストリームラブプラスどうでしょう
自転車関係の同人誌の話題になったのでこの本を紹介させてください。
当時大ブームだった「ラブプラス」とともに自転車で日本中を走った、もみじ真魚氏の描かれたフルカラー同人誌です。
グルメポタリングが好きな人にはぜひ読んでいただきたい作品ですね。
レースのようなガツガツした感じはなく、純粋に「自転車で走る楽しさ」を伝えてくれる作品だと私は思います。
今でもこの本を読む度にロングライドをしたくなります。
最後に
いかがだったでしょうか。
実際に読んで楽しんでいただきたいため、なるべくあらすじには触れないように紹介してきました。
もしも気になる作品がございましたらTwitterのリプライ等で聞いていただければ細かい紹介もさせていただきますのでお気軽にどうぞ。
今回は絵柄やストーリーも含めて、万人にオススメできる作品をピックアップしてきました。
紹介した作品以外にも、実写映画にもなった「シャカリキ!」、長期連載の「アオバ自転車店シリーズ」などなど、面白い自転車漫画は数多く存在します。
自転車をこれから始めようという人も、既に自転車にどっぷりハマっている人も、まだ読んだことのない作品があればぜひチェックしてみてください。
それではまた。