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【随時更新】美少女系自転車アニメ「ろんぐらいだぁす!」全話感想

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

※2016年11月06日、第3話感想更新
美少女系自転車漫画「ろんぐらいだぁす!」がアニメ化されました。

この記事ではその感想を随時書かせていただきます。
なお、ちょっとネタバレもありますので、読みたくない人はブラウザバックをお願いします。

ろんぐらいだぁす!アニメ全体について

あらすじ

ドジっ子女子大生の倉田亜美ちゃんが自転車の魅力に目覚め、仲間とともにサイクリング、そしてロングライドイベントのフレッシュを目指す!という、 可愛い女の子達がワイワイする趣味漫画としてはお決まりの流れになっています。
弱虫ペダルのようなレース漫画ではないので「亜美ちゃんが自転車の天才だった!!」なんて展開はありませんw
第1話では折りたたみ自転車を購入して幼なじみの新垣葵ちゃんとサイクリングへ行き、その際にちょっとしたトラブルと出会いが…といった展開でお話が進んでいきます。
内容については原作を読んで知っているため、私が感じたアニメ版で良かった点を挙げさせていただきます。

原作の不満点をカバーしてくれている

実は、個人的に「ろんぐらいだぁす!」は漫画としてはちょっと物足りないと感じていました。
題材がロングライドという長時間をかけて行う内容に対して1話のページ数が少ないためか「あれ、もう終わり?」のような回が多い印象を持っていたのです。
しかしアニメ第1話では、自転車で走っている時間を多く取ってくれていたように感じました。
アニメ化の話が出た際には「ヤマノススメのようなショートアニメかな」と思っていたのですが、まさかの30分アニメということで尺が心配になっていました。
実際にアニメを観てみると、その長い時間を上手く使ってくれていて、漫画を読んでいて感じた物足りなさをしっかりと埋めてくれました。

細かい点に拘りが感じられる

もう1つ嬉しく感じたのは自転車やパーツ、小物関係ですね。
自転車本体やパーツ、補給食や棚に並んでいるケミカル類も実在する商品がモデルになっていて、知っている人が見ればにやにやしてしまうこと間違いないでしょう。
さらには停車時のサイコン(サイクルコンピュータ)の音なども再現しており、非常に芸が細かいです。
ちなみに車名等は実際の名称と変えられているのですが、第1話ではちょっとしたミスがありましたので、気になる人は詳しく見てみてください。
それではここからは各話の感想を書いていきますので、ネタバレをされたくない人は今すぐ最新話まで観てください!w

第1話「小さな奇跡」

大学生になった倉田亜美。何もないところで転ぶようなドジな女の子だけれど、始まった大学生活に期待を膨らませる。そんな時、キャンパスで見かけた折りたたみ自転車に「かわいい」と胸をときめかす。決心した亜美は、同じ大学に通う幼なじみの新垣葵と共に自転車ショップへ。本格的なスポーツ自転車の価格に驚きながらも、亜美は一台の自転車と出会う。この子となら、自信がない自分が変わるかも……。自転車を通して日常が少しずつ動きだし、新たな出会いと体験が始まる。

第1話は「亜美が自転車に興味を持ち、初めてのサイクリングへ行く」という流れのお話ですが、いきなりロードバイクを購入などという展開にはなりません。
自転車に詳しくない人がスポーツサイクルショップを訪れた時のド定番あるあるネタ「高すぎるお値段にドン引く」を華麗に決め、購入を一度は諦めます。
第1話でいきなり購入に踏み切らないというのは、今まさに自転車に興味を持ったばかりのような視聴者には優しいですね。
ロードバイクは決して安くはありません。
最廉価モデルでも7〜8万はしますし、車のように燃料がかからないとはいえ消耗品等の維持費も少なからず発生します。
ただの女子大生である亜美がいきなりポーンと買うのは非現実的ですから、この展開は初心者もほっとする展開ではないでしょうか。

その後に折りたたみの小径車を購入して初のサイクリングに出かけますが、いきなり往復40kmを初心者のサイクリングに選ぶのはちょっと鬼畜すぎませんかね…
平坦メインとはいえ、小径車(しかもスポーツ用のではない折り畳み自転車)で片道20kmは結構しんどいですよ。
これは自転車にそこそこ乗ってる葵の感覚のズレを表現したものでしょうか。

亜美がハンバーノックに陥り、困っているところにたまたま通りかかった貧乳と巨乳雛子と弥生に助けられるシーンでは、サイクリストにはおなじみの補給食「Shots」らしきものが登場します。

亜美は「甘っ!!」と驚いていますが、私は結構好きな味ですw
ただし、確かに喉に来る甘さですので、補給する際には水分も用意しておくと良いでしょう。

一度ハンガーノックに陥るとなかなか回復できないため、雛子は牧場での休憩を提案します。
牧場でのソフトクリーム休憩は夏ライドの定番ですね。
私も富士山の方に向かって走る際には、富士宮あたりの牧場で必ず食べます!(ローカルトークですみませんw)

「大変だったけど楽しかった」と満面の笑みで伝える亜美。
初ライドで苦しい思いをするとその後は乗らなくなってしまうという人も少なくないので、こうした前向きな気持ちになってもらえるとサイクリングを提案した側の葵の気持ちを思うと胸が熱くなります。
そして帰りも走らなくてはいけないことに気付き、後悔しながら帰る亜美の姿も自転車あるあるですねw

翌日、全身筋肉痛になっている亜美…
流石に全身が筋肉痛になるというのは普段どれだけ運動していないのでしょうかw
サイクリング時にたまたま通りかかって助けてくれた雛子と弥生が同じ学校の先輩という事実が判明し、次回に続きます。

第2話「海沿いサイクリング」

初めてのサイクリングを体験した亜美。そこで遭遇したピンチを救ってくれたのは、大学の先輩であり、サイクリストの雛子と弥生だった。経験豊富な二人の口から出たのは、「ブルベ」という長距離サイクリングの非日常的な世界。そして、チームで走る「フレッシュ」というブルベの魅力を教えられた亜美は、自分の前に広がる大きな可能性に胸をときめかす。そんな雛子たちに「海沿いをのんびり走ろう」と誘われた亜美と葵は、サイクリングの人気エリアである三浦半島へ。決して楽なだけじゃない自転車の現実と、非日常的な感動が亜美を待つ。

マックのようなお店でご飯を食べつつ女子トークをする4人。
葵のクロスバイクにはMAVICMAVISのロード用ホイールが装着されている事実が判明し、さらにディープリムホイールを狙っている模様ロード買えや

1話で訪れ、値段に衝撃を受けたアルパカサイクルに来店し、雛子の注文していたライトを受け取ります。
そのライトをきっかけに、長距離ライド「ブルベ」のお話へと突入。
私も自転車ガチ勢だった頃はブルベに参加しようかと考えていたこともあったので懐かしいです。
24時間で360km以上を走るブルベ「フレッシュ」が「ろんぐらいだぁす!」の最終目標となりそうですが、果たしてアニメではどこまで話が進むのかも楽しみなところです。

週末サイクリングは三浦半島の海沿いサイクリングに決定。
亜美と葵は電車で輪行、雛子と弥生は自走で現地集合です。
初レースに出た時などは私も電車で輪行しましたが、私はあまり輪行が好きではありません。
混んでいる時間は避けますが、それでも周りを気にしてしまいますからね…
葵のクロスバイクを輪行袋から取り出して組み立てるシーンでは丁寧に描写されており、スタッフの愛が感じられます。
雛子・弥生と合流しますが、会話中のサイコンの音がリアルで思わずにやにやしてしまいますね。
1話といい、芸が細かいです!

サイクリングがスタートしてすぐに亜美を待ち受けていたのが上り坂です。
スポーツサイクルと一般的な自転車で最も差が出るのが上り坂ですので、亜美にはなかなかつらい場面ですね。
雛子と弥生は先に登っていってしまいますが、近くにいると遅い側は無理して付いていこうとしがちなため、先に行ってしまうのは正解です。
葵もそれをわかっているため、亜美に「無理しなくていい」と伝えます。
走力に差がある人同士でサイクリングに行く際、無理をされて途中で走れなくなるというのが一番迷惑になります。
速く走れない人は「無理をしない」「自分のペースで走る」ことが大事です。

余談ですが、集団でのサイクリングでのおすすめの方法として自転車漫画「のりりん」ではマスタング方式(ムスタング方式)が紹介されています。
目標地点に先にたどり着いたら折り返し、遅い人のところまで戻り、一緒に走るという手法です。
長い峠ではそれを何回か繰り返すことで、速い人・脚力のある人はたくさん走れ、遅い人も置いていかれずに走ることができます。
詳しくはのりりんを御覧ください。

お昼休憩を挟んでサイクリング再開!…というところで自転車初心者あるある「お尻の痛み」が発動!
筋力が足りない・姿勢や重心の位置が間違っている・サドルが合っていないなど原因は様々ですが、これに悩むビギナーは多いでしょう。
葵にサドルカバーを借りることで何とか走れるようになる亜美。亜美と葵のサドルカバーになりたいですね。

無事にサイクリングが終了し、今回の走行距離が55kmと判明。
折りたたみ小径車でそれだけ走るのは苦痛でしかないと思うのですが、亜美は凄いですねぇ…
そして雛子と弥生はやっぱり自走で帰ります。
この時点で走行距離100kmを超えてますが元気ですねw

翌日、亜美は全身の筋肉痛で学校をお休みします。
まだまだトレーニングが必要のようで…
40km→上り坂ありで55kmと距離も難度も上昇してきて、次回はどのようなルートになるのか、非常に楽しみです!

第3話「新しい世界」

亜美がサイクリングを始めて一ヶ月。専用のウエアも揃えてモチベーションを高めた亜美は、先輩である雛子と弥生、そして幼なじみの葵とサイクリングを重ねていく。ある日、「本格的な峠に挑戦してみないか?」と雛子に誘われる。期待がふくらむ亜美は、その「ヤビツ峠」の実態を知らないまま走り出す。しかし、待っていたのは、どこまでも続く坂道と暑さだった……。サイクリングの厳しさと、自分に足りないものを思い知った亜美。その悔しさと仲間の存在が、亜美を少しずつ変えていく。

放送スケジュールが1週間遅れ、今後の放送が不安になった第3話です。
冒頭ではアルパカサイクルにてサイクルウェアを試着しているシーンから始まります。
前回発生したお尻の痛み対策としてレーパンを買いに来たようですが、いやぁ、ピチっとしたウェアの女の子ってなんであんなにエロいんでしょうねぇ…サイクルスカートを勧めるパカサイ店員さん、無能!

1ヶ月間、週末の度にサイクリングをしていた亜美もだいぶ成長してきているようで、自転車乗りの中では有名な峠である「ヤビツ峠」に走りに行くことが決定します。
ヤビツ峠は「ろんぐらいだぁす!」以外でも「かもめ☆チャンス」や「のりりん」でも登場します。

ヤビツ峠はMt.富士ヒルクライムのタイムの参考にされることも多く、ヤビツのタイムの約2倍が参考タイムと言われています。
私はMt.富士ヒルクライムには出たことがありますが、ヤビツは訪れたことが無いので、いつかは走ってみたいです。

ヤビツに挑戦し、半分くらいまで来たところで脚が攣ってしまう亜美。
心配の疲労はともかく、脚が攣ったり筋肉のダメージは走行中の回復は難しいです。
亜美は塩分の不足で脚を攣ったようですね。
汗は体内の水分や塩分をどんどんと奪っていきます。
水をガブガブ飲んでも体内の塩分濃度は薄いままですので、真夏はもちろん長時間の運動時には必ず摂取しましょう。
弥生が亜美に渡していた塩飴は夏ライドのマストアイテムです。

今回のヤビツヒルクライムは亜美の体調を考慮して途中で終了となりました。
「もう自転車乗らないとか言わないかな…」と気にする雛子が可愛いです。
お風呂で悔し涙を流す亜美にもグッと来ます。

亜美を元気付ける目的で、葵が家族旅行に亜美を誘って「渋峠」を訪れます。
渋峠も日本の国道の標高最高地点ということで有名なスポットですね。
余談ですが、国道1号線の最高地点は箱根に存在します。
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渋峠にて「ここは流石に自転車で来られるところじゃないね」と話す亜美はまだ自転車乗りの認識が甘いようですw
そしてそんなフラグをへし折るがごとく、自転車で登ってくる女の子「高宮紗希」が現れます。
このシーンあたりから作画が酷いことになっていて、あんまり内容が頭に入ってきませんw

紗希のロードバイクに興味を持った亜美は話を詳しく聞き始めます。
ここで自転車初心者あるあるの「ロードバイクを持ち上げてみて軽さに驚く」が発動します。
15〜20kg近い一般的な自転車の重量感覚が長年染み付いていると、ロードバイクを持ち上げるとその軽さに驚かされます。

亜美はどうやらロードバイクに本格的に興味を持ったようです。
しかし、お金の問題をどう解決するのか。
そして作画は、スケジュールは果たして大丈夫なのか…
次回も注目です!

※作画等のあまりの酷さに落ち込んでしまい、現在は記事更新がストップしてしまっています。

最後に

ろんぐらいだぁす!

ろんぐらいだぁす!

  • メディア: Prime Video

原作を読んでいた私としては、大満足な出来のアニメでした。
好きな漫画がアニメ化してがっかりすることも多くありますが、「ろんぐらいだぁす!」に関しては不満点を補い、より楽しめるようになったと思います。
ろんぐらいだぁす!は「レース最高!」「人と競うの楽しいぜ!」といった内容ではなく、ひたすらに「走ることの楽しさ」を伝えてくれる作品です。
自転車をこれから始めようとする人、興味を持っている人にはぜひ、この機会に観てみてください。
BS11などでも放送していますが、Amazonプライム会員ならばプライム・ビデオ でいつでも視聴できるのでオススメです。
また、より詳しくロングライドのお話を知りたいと感じた人は、漫画版「ろんぐらいだぁす!」の前身にあたる同人誌版の「LONGRIDERS(ロングライダース)」もぜひ読んでみてください。
それではまた。

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