皆さんはPHILIPS(フィリップス)というメーカーにどのような印象を持っていますか?
私は以前に商品の仕様を問い合わせたところ、その対応がとにかく丁寧で感動した記憶があります。
PHILIPSの新型4Kディスプレイ「BDM4350UC/11」は「買い」なのか?
それ以来、すっかりフィリップスの虜(とりこ)となった私は、4Kディスプレイもシェーバーもフィリップス製品を愛用しています。
問い合わせ対応だけでなく、商品自体の性能も品質も高い…のですが、ちょっぴり使い勝手が気になるポイントがあるんですよね。
例えば4Kディスプレイならば入力切り替えを行うスティックの操作性がイマイチ、シェーバーならば洗浄液の交換がひと手間かかる、などですね。
決して100点満点ではない。だけどそんな不器用なところが好き!
それが私のフィリップスに対する印象です。
本日は、そんなフィリップスの電動歯ブラシを使用する機会をいただいたので、記事にてご紹介します。
ソニッケアー プロテクトクリーン<プラス>
本日ご紹介するのはフィリップスの電動歯ブラシ「ソニッケアープロテクトクリーン<プラス>」です。
こちらはフィリップス・ジャパン様にご提供いただきました。ありがとうございます。
フィリップスの電動歯ブラシには幅広いラインナップが存在し、プロテクトクリーンシリーズには今回のプラス以外にも2つのグレードが存在します。
- 操作モードが少なく、価格が安いプロテクトクリーン
- 操作モードが増え、装着したブラシに適したモードに自動変更されるプロテクトクリーン<プレミアム>
この他、ダイヤモンドクリーンやイージークリーンといった別シリーズも展開されています。
プレミアムクリーンはその真ん中に位置するシリーズであり、今回の<プラス>はその更に中間グレードということで、まさにフィリップスのスタンダードモデルです。
機能・性能の過不足を見極め、商品選びの参考にするのに最適な機種と言えます。
パステルピンクの可愛い本体
それでは実物を見ていきましょう。
いただいたのはピンクでしたが、プラスには他にホワイト・ブルーのカラーバリエーションが存在します。
内容品は以下。
- ソニッケアー プロテクトクリーン<プラス> ハンドル(本体)
- 充電器
- ブラシヘッド×2種類
- 取扱説明書
本体はさらさらとした触り心地のパステルピンクカラー。
これをアラサーの男性1人暮らしの家に置いておくのはちょっと…と思いましたが、商品を撮影した日に着ていた服もたまたまピンクだったんですよね。
ピンク好きですよ。もっと好きなのは紫ですけど。
この写真が実物の色味に最も近いピンクですね。淡く、柔らかな色味が本当に可愛いですよ。
ボタンは2つのみで、操作手順も簡単です。
上側は電源ボタン、下側はモード・強さボタンとなります。
モード・強さボタンを電源ON時に押すと振動の強さを3段階で調整でき、電源OFF時に押すとブラッシングモードを変更できます。
ブラッシングモードは通常の磨き方をするクリーンモードと、ブラッシング後に歯茎に優しい刺激を与えるガムケアモードの2種類を選択可能。
ただのプロテクトクリーンだとモード変更が無く、<プレミアム>だとホワイトニングに特化したモードの追加に加え、ブラシに合わせた自動変更がされるという違いがあります。
充電スタンドは接続端子が露出していない無接点タイプの充電器となっています。
嬉しいのが、充電器自体も防水に対応している点ですね。
電動歯ブラシという商品の性質上、どうしても水回りに置くことになるのですが、充電器自体も防水対応していることで安心して利用可能です。
また、端子が露出していないために、神経質になって毎回水分を拭き取って確認して…とせずに、気軽にスタンドに設置するだけで充電が出来るのもありがたいポイントです。
フル充電時ならば1日2回の使用頻度で約2週間持つとのことですが、使い終わったら毎回スタンドに立てれば電池切れの心配はありませんね。
ハンドル下部には2つのランプが搭載されています。
上側のブラシヘッド交換お知らせランプは、ブラシを歯に当てる強さや使用時間を記録し、ブラシヘッドを交換する時期が近付いたら点灯するというものですね。
ブラシごとに記憶をしてくれるとの謳い文句ですが果たしてどの程度の精度なのか…
使い続けて、この機能がどの程度の精度なのかがわかりましたら、追記をさせていただきます。
ブラシヘッドは形状の異なる2本が付属します。
先端が小さい方がホワイトプラスブラシヘッド(コンパクト)、大きい方がガムプラスブラシヘッドと呼ばれ、それぞれに得意な磨き方が存在します。
ホワイトプラスは歯の表面のステイン(着色汚れ)を落とすのに適しており、ガムプラスは歯茎に優しい刺激を与えるモードで使用することで効果を発揮します。
ブラシをハンドルに取り付けるのに難しい手順は無く、ただ挿し込むだけです。
ブラシの先端が回転するのでなく振動で歯を磨くタイプの電動歯ブラシですので、接続部の構造もシンプルですね。
奥まで挿し込んでもハンドルとブラシヘッドの間に隙間が空きますが、仕様ですのでご安心ください。
持っていても疲れない軽さが嬉しい!
実際に使用してみての正直な感想ですが、電動歯ブラシの進化に驚かされました。
何より驚いたのが本体の重量です。
充電式の電動歯ブラシを使うのが7~8年ぶりなのですが「今の電動歯ブラシってこんなに軽いの!?」と衝撃を受けました。
ソニッケアーに限らず、電動歯ブラシは持った手をがしがし動かすのではなく、歯にやさしく当てるだけでOK!
…なのですが、本体が重たいと手を一定の位置にキープし続けるのが疲れてしまうんですよね。
ソニッケアーは私がこれまで抱いていた電動歯ブラシの印象よりも遥かに軽く、持っていて疲れるなんてことが皆無でした。
また、ブラッシングの精度も文句無しです。
磨いた後に歯がつるつるになる感覚、これは病みつきになりますね。
その感触が楽しく、ダメとはわかっているのに、綺麗になった歯をついつい舌で触れてしまいます。
手で磨いた時には味わえない、口の中の爽快感がたまりません。
また、内蔵された圧力センサーにより「押し付けすぎ」を防いでくれるので、私のような電動歯ブラシに慣れていない人でも安心して使えます。
充電スタンドの安定感不足
100点満点で終わらせてくれないのがフィリップスですが(※個人の感想です)、今回のソニッケアーでもやはりイマイチなポイントは出てきました。
それが、充電器に立てた時の安定感不足についてです。
ソニッケアーの充電器はとにかくコンパクトなのですが、そのせいで重量が軽く、また底面積も少ないためにちょっとの振動で倒れてしまいます。
いっそのこと、両面テープなどを使ってベッタリ固定しても良いかも…と感じてしまうほどでした。
致命的ではないものの、あとちょっとを改善してもらえれば手放しで絶賛できるのに…と、少々惜しいポイントですね。
最後に
数年前に電動歯ブラシを使用していた頃は、そもそも磨きにくい・手が疲れるなど、使っていくメリットが全く感じられませんでした。
しかしこのソニッケアー プロテクトクリーン<プラス>を使い、その進化に衝撃を受け、電動歯ブラシに対する印象が激変。
充電スタンドの不安定感こそ減点したものの、接点が露出していないため水周りで安心して使えることなど、それ以外の評価は非常に高いですね。
私のように、ひと昔前の電動歯ブラシしか知らない人にこそ、ぜひ試していただきたい一品もとい逸品でした。