先日注文した日本未発売のChromebook「Acer Chromebook 14(CB3-431)」が届きました!
本日はCB3-431を、これまで使用していた端末と比較しながらレビューをしていきます。
Acer Chromebook 14(CB3-431)について
実機のレビューに入る前に、まずは本機種の特徴などを簡単にまとめていきます。
スペック
CPUにクアッドコアのintel Celeron N3160を搭載、4GBのRAM、ストレージには32GBと、「低スペック機でも軽快な動作」が売りのChromebookとしては高性能機に分類されます。
デュアルコアCPU、RAM2GB、ストレージ16GBの廉価モデルもあるようですが、私は上位のモデルを購入しました。
その他、14インチのフルHDディスプレイやChromebook最高クラスのバッテリー持ち、高級感のあるアルミ製筐体など、全体的に死角の無いスペックでまとめられています。
価格
価格は上位モデルで300$弱ということで高すぎず安すぎないちょうど良い価格となっています。
購入方法はまた詳しく記事に書こうと思いますが、送料や税金もろもろ込みで36,000円ほどで入手できました。
さて、前置きはこのくらいにして実物を見ていきましょう。
開封の儀
Chromebookではお馴染みな感じもある簡素な箱に入っています。
天板はヘアライン加工をされて美しく仕上がっています。
写真ではかなり光沢感が強く見えますが、実際はもう少し落ち着いた印象です。
こちらは底面。技適マークもステッカーに印字されていました。
通風孔のようにも見えるこちらはスピーカーです。
英字キーボード効果もあるのか、開いてみるとかなりすっきりして見えます。
付属品はACアダプターのみとなりますが、これが非常にコンパクトです。
海外製品ですが、100-240V、50-60Hzに対応していますので変圧器は不要です。
プラグはアース付きの3ピンタイプとなっているため、必要に応じて変換アダプタを用意する必要があります。
HP Chromebook 11 G3との比較
ここからは、これまで使用していた11.6インチのChromebook「HP Chromebook 11 G3」と比較をしていきます。
重ねてみると、ふた回りほど大きいのがわかりますね。
キーピッチがどちらも19mmですので、キーボード以外のスペースがそのまま広がっています。
厚みの比較ではCB3-431の薄さが際立ちます。
大画面・高解像度化により画面内に表示できる情報量がかなり増えました。
ディスプレイの色味ですが、CB3-431は温かみのある柔らかい色合いになっております。
G3は青が強かったので、並べて比較すると同じ画面でもかなり異なる印象を受けますね。
実際に使ってみて
CPUの性能向上もあって、ブログ記事のプレビューなどのちょっとした重たい処理でも快適に動作するようになりました。
フルHDの14インチディスプレイはリモートデスクトップにもぴったりですね。
メインPCのディスプレイ解像度が4Kなので、リモートで繋ぐと解像度の低いG3では厳しい場面が多くありましたが、細かい文字等の視認性が大きく向上しました。
その他、意外と良かった点はスピーカーです。
Amazon Primeビデオなどを見ると、迫力のある音で動画を盛り上げてくれます。
CB3-431はファンレスですので動作音がしないという点も良いですね。
ヒンジ部の動作も非常に滑らかで、ディスプレイの角度調整もストレスなく行えます。
サイズは大きいですが、薄く仕上げられているため「ひらくPCバッグ」にもらくらく入ります。
イマイチな点
良かった点だけでなく、使ってみて気になったポイントも挙げていきましょう。
カードリーダーが無い
G3で意外と重宝したものがSDカードリーダーです。
CB3-431のデータ関係のインターフェースはUSBのみとなってしまっているため、SDカードからデータを移動させたい時にはカードリーダーを使用しています。
側面のスペース的にはまだ余裕があるので、できれば設置しておいてもらいたかったですね。
通知音が割れる
TweetdeckでのリプライやLINEの通知などの通知音がザザッと途切れるように鳴ります。
良い点でサウンドを挙げただけにちょっと残念なポイントですので、ソフトウェアアップデート等で対応していただきたいところです。
英語配列キーボード
ここは評価が分かれる点でしょうね。
見た目はスタイリッシュなのですが、Enterキーが小さい点などは慣れるまで混乱しそうです。
ちなみに、Chrome OSでの英語⇔日本語切り替えはCtrl + スペースで行います。
Acer Chromebook 14(CB3-431)の総評
「今よりも良いChromebookが欲しい」という人には是非ともオススメしたい商品です。
現時点では代行業者や転売業者を中継させねば買う手段がなく、ちょっとお値段がかさんでしまいます。
それでも現在使っているChromebookでは満足できないからもっと良いChromebookが欲しい!
そんな考えをお持ちの人が購入すれば、おそらく価格以上の満足を感じられることでしょう。
逆に初Chromebookで悩んでいる人には、初回はエントリーモデルの購入をオススメします。
まずは、ハードウェアスペックが低くても軽快に動くChrome OSの良さを体感してみてください。
そのうえで、不満が出てきたのであれば今回ご紹介したCB3-431のような高性能Chromebookへの買い替えを検討してみるのも良いと思います。
日本でもじわじわとシェアを伸ばしつつあるChromebook、興味のある人はぜひ試してみてください。
それではまた。