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マイニングリグをパワーアップ!Radeon RX580を2枚追加してみての収益・消費電力等まとめ

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遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

お正月、皆さんはどのように過ごされましたか?

私は毎年の恒例行事としてPCショップ・家電量販店の初売りセールのチェックをしていたのですが、その中でRadeon RX580のグラフィックボードがなかなかお買い得な値段で売られているのを見つけました。

ネットの最安価格と比較してもお買い得でしたので迷わず購入することに。

本日はその購入したグラボの紹介と、暫定的なクロック設定、そして発生する収益・電気代の変化についてをお話しさせていただきます。

初売りセールでHIS Radeon RX580を2枚ゲット!

私が購入したのはHIS製のオリジナルクーラーを搭載したRadeon RX580グラボ「HS-580R8LCBR」です。

RX580はゲームのみならず、仮想通貨のマイニング(採掘)用途でも高い人気のGPUで、一時期は品薄で話題になるほどでした。

現在は普通に購入できるようになりましたが、ネットでの最安値はPowerColorの製品で34,000円ほど

そんな中、初売りセールではHISのRX580が税込みで約32,000円で販売されていましたので、マイニングリグの強化を検討していた私には購入しない理由がありませんね。

在庫にも余裕がありましたので2枚購入して来ました。

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現在のマイニングリグの構成はこちらの記事で詳しく書いています。

HIS Radeon RX580 HS-580R8LCBR

HIS Radeon RX580を詳しく見ていきましょう。

オリジナルクーラーを搭載している2スロット占有タイプ。

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裏面はバックプレートで覆われており、大型クーラーの重みでボードが歪むのを防いでくれます。

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使用前に、クーラーとバックプレートに貼られている保護フィルムを剥がすのをお忘れなく。

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保護フィルムを剥がした状態

背面スロット側はHISの文字の形に加工されており、見た目も面白いですね。

出力端子はDVI-D×1、HDMI×1、Display Port×3という構成です。

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補助電源はPCI Express 8pin×1本のみですので、配線は楽ちんですね。

PCI Express 6pin×2を8pinに変換するケーブルが付属しているので、お使いの電源ユニットに8pinが余ってない場合にも安心です。

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マイニングリグに取り付け

グラボにライザーカードを接続し、フレームに固定していきましょう。

以前にまとめ買いをして余っていたHENGBIRDのライザーカードを使用しています。

電源の供給方法にペリフェラル4Pin・SATA・PCI Express 6Pinの3方式を自由に選択できるうえに、品質面でも定評のある優秀な商品ですね。

マイニングリグに取り付けました。

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マイニングリグにRX580を2枚追加

これまでに使用していたRX570のグラボ2枚に、今回新たにRX580を2枚買い足したわけですが、写真ではグラボ3枚しか取り付けられていませんね。

実は、ちょっとしたトラブルが発生したためです。

グラボ4枚構成で起動できない

グラボ4枚挿しの状態ですとエラーが起きてしまい、PCが立ち上がらないという現象が発生しました。

そこで、マイニングリグにRX580を2枚とRX570を1枚の計3枚を搭載し、リビングの常時稼働マシンにRX570を1枚取り付け、2台のPCでマイニングを行うことにしています。

きちんと原因を追究してトラブルシューティングをするべきところですが、今回はとりあえずのやっつけ対応で凌ぐことに。

PC構成記事で書いた通り、マザーボードは近日中に交換予定ですので、その設定でそこまで時間を割きたくなかったためですね。

ライザーカードには異常なし

備忘録として、試してみた対応をメモしておきます。

デフォルトの映像出力はオンボードのグラフィックスにしてあり、ディスプレイへの出力もそちらから行っています。

PCI Expressのリンクスピード設定は全てGen1に変更。

BIOSは最新のバージョンを適用済み。

3枚挿しのパターンはRX580×2・RX570×1とRX580×1・RX570×2の両パターンで実験し、どちらも問題なし。

グラボやライザーボード単体は、それぞれ検証してみて問題が無かったことを確認しています。

現時点で試した内容は以上ですね。

また設定を弄る機会があり、4枚での動作が可能になればこちらに追記させていただきます。

省電力性重視で運用

お正月はちょっと忙しかったため、現在の設定はかなり適当ですね。

省電力性を重視して、コアクロックを1257MHzから910MHzまで落として使用しています。

コアクロックやメモリクロックの増減、ファンの回転数の制御や温度の監視等、豊富な機能を備えたオーバークロックツールAfterBurnerの設定は以下。

RX580プロファイルRX570プロファイル
左:RX580・右:RX570

上記の設定でClaymore’s Dual Ethereum Minerでのハッシュレート(採掘速度)は23MH/s前後です。

時間が確保できたら設定を煮詰めてハッシュレートをもう少し重視していこうと思いますが、そのあたりの話もまた詳しく記事にしたいですね。

ちなみに、マイニングリグ+RX570×1枚をデフォルト設定で動かすと合計で630Wです。

AfterBurnerを利用してコアクロックを落として動かしている現在は合計で470Wということで、マイニングシステム全体で160Wもの削減に成功しています。

1kWhあたりの電気代を27円として計算すると、1ヶ月で3,110円の削減になります。

このうえで、ハッシュレートはデフォルト時から落ちていませんので、設定の重要さがよくわかりますね。

気になる収益は

最後に、現在の構成での電気代とマイニング収益をまとめておきましょう。

消費電力が470Wですので約9,136円。

一方、マイニングにより得られる収益は1ヶ月あたり約38,000円。

差し引くと利益が3万円弱といったところですね。

グラフィックボードを3枚積んで動かしても380Wで、400Wにすら届かないという点は魅力です。

補助電源を8pin1本のみで済ませられる点も導入のハードルを低くしてくれます。

しかし、がっつり稼ぎたい人にはRX580のマイニング性能・効率はちょっと物足りなく感じることでしょう。

消費電力や商品価格が高くなっても、それ以上にマイニング収益を増やしたいという人ならばGeForce 1080Tiの購入をおすすめします。

この記事を書いた後もチューニングを重ね、消費電力の更なる削減に成功しました。

私は今後もしばらくはRadeon系のみで運用していきますので、Radeonでのマイニングを検討されている人は参考にしてみてください。

それではまた。

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